エンジニアとしてサービス開発を担当していると、増え続けるトラフィックにどう対処したらよいのか、頭を悩ませるシーンがあるかもしれません。サービスの成長に伴いトラフィックが増大してくると、アクセス集中によってサービスがダウンしてしまったり、速度が低下してしまったりして、ユーザー体験品質をそこなってしまうリスクがあります。
TISではそういった課題を解決するために、高可用・高スループットなシステムを構築するソフトウェアスタック「
Lerna」の開発・推進を行っています。「Lerna」は「Akka」をはじめとする複数の OSS によって構成されており、「Lerna 」自体も OSS として開発しています。「Akka」はリアクティブシステム※を実現するものとして注目され、世界中で利用が拡がっている分散並行処理のツールキットです。
今回は実際にソースコードを用いた演習などを交えながら、並行・分散処理技術について理解を深めることができるハンズオンイベントを実施いたします。Akkaを用いたイベントソーシングの実装を体験できます。本来であればTISインテックグループの社員でないと参加できない教育プログラムを、広く参加者を募り、今回は無償で参加できるかたちで開催したいと思います。
エンジニアとして今後も技術力を磨いていきたい方は必見のイベントです。
当日に向けて事前課題も用意しておりますが、ぜひ興味のある方にはご参加いただけると幸いです。
※リアクティブシステムとは
リアクティブシステムは、メッセージ駆動のアーキテクチャによりユーザーの要求に可能な限り迅速にレスポンスするシステムです。高負荷状況や問題が検出された時でも応答時間を一定水準に保ち、部分的な障害が発生した時にもシステム全体を危険にさらすことなく回復させます。(リアクティブ宣言もご参照下さい。)