転職を考えたとき、「どの会社が自分に合っているのか」「納得できる会社選びができるか」「未経験の業種でやっていけるのか」など、多くの不安要素があることでしょう。中には、「転職すべきかどうか」を迷っている人もいるかもしれません。そんなとき、自分のキャリアや将来を見直す一つの手段として、社会人のインターンシップの活用が有効です。社会人のインターンシップは、単なる「転職やキャリアチェンジの機会を探る場」ではなく、もっと長い目で見た自分のキャリアプランに役立つ、さまざまなメリットが得られる機会です。社会人のインターンシップの価値を理解し、自分なりの目的を持って参加することで、転職だけではない可能性が見えてきます。そして転職を考えている人は、会社や業種選びの基準をより明確にすることができるでしょう。今すぐの転職を考えている人も、今の会社に不満はないけれどこのままでいいのか悩んでいる人も、本業に支障をきたさずにチャレンジできる社会人のインターンシップを体験し、自身のキャリアパスを再確認してみてはいかがでしょうか。
※社会人のインターンシップのメリットについては、「企業・参加者双方に利益をもたらす社会人のインターンシップのメリット」もご覧ください
転職したいと思ったとき、最初にどんな行動を起こすでしょうか。通常はまず転職サイトをチェックして、どんな会社が求人を出しているか、給与や待遇、その他諸条件はどうなのかなどの情報収集をするでしょう。最近の転職サイトはチャット相談や適性診断サービスなど、転職活動をサポートするサービスが充実しています。しかし、求人情報を見れば見るほど、「自分に合った会社選びができるだろうか?」「自分のスキルでチャレンジできるのはどんな会社か」など、改めて不安を抱いてしまう人も少なくないはずです。また、「そもそも今の自分にとって、転職が最適解なのか?」と悩むこともあるでしょう。そんなとき、少し手前の段階に戻り、もう少し広い視野で自分のキャリアやスキルを見直してみると、答えに近づけることがあります。その手段の一つが社会人のインターンシップです。
中長期的に自分のキャリアプランを考えるとき、「今すぐ転職する」以外にも、例えば、以下のような選択肢が考えられます。
「自分に足りない専門スキルを学んでから転職にチャレンジする」
「本業を続けながら、副業で力を試す」
「社外活動で人脈・出会いを広げながら、次のアクションを考える」
大切なのは、自分のキャリアプランを明確にして、それを実現するためのベストな選択をすることです。社会人のインターンシップはそのために必要な「自分のキャリアへの自信」「自分のスキルに対する客観的な評価」を得るきっかけとなることが、「サンカク」が行った独自調査で明らかになりました。次で詳しく見ていきましょう。
「サンカク」では、「特定非営利活動法人 二枚目の名刺」と協働で2016年9月にインターネットによる調査「副業を含む社外活動*がキャリア意識に与える影響」を実施しました。この調査は、正社員300人以上の企業に勤める1000人の社会人を対象に行ったものです。この調査から示唆されたのは、社会人のインターンシップに代表されるような「他者と影響を与え合う機会」のある活動を経験した人は、その後、「キャリアに対する自信を高めている」ということです。
ここで注目すべき点は、参加者の持つ目的によって、キャリアに対する自信への影響が異なることです。例えば、「社会貢献への意欲」や「新規の経験・人脈の獲得の期待」などを参加の目的として挙げていた人は、「キャリアに対する自信を強める」ことができていました。一方、「キャリアチェンジの機会探索」、つまり転職への期待などを第一の目的として参加した場合は、キャリアに対する自信を高める結果にはつながりにくいことがわかりました。
ここでわかるのは「転職に役立つ」という目的意識だけで社会人のインターンシップに参加すると、得られるものは少ないかもしれないということです。自分の可能性を広げる選択肢として「転職」がベストなのか、それとも他の方法がいいのか、自信を持って決断するために、社会人のインターンシップの経験が役に立ちます。決断の結果は、転職ではなく「社内で継続してキャリアアップ」「パラレルキャリア」「起業」など他の選択肢となるかもしれません。逆に、転職を考えていなかった人がインターンシップの体験をきっかけとして、転職へと舵を切ることもあり得ます。
※社会人のインターンシップの目的について詳しくは、「理想の未来につながる第一歩?社会人がインターンシップをする目的とは」の記事をご覧ください。
「サンカク」はさまざまな社会人のインターンシップに参加できるサービスです。サイトでは、各業種の成長企業が、自社の課題についてのディスカッションの場などを設定し、社外の幅広い人材の”サンカク”を求めています。今の仕事をしたまま別の「気になる企業」「気になるサービス」を体験したい人や、転職するほど不満はないものの「人脈を広げたい」「自分のスキルを磨きたい」「社会に貢献したい」と考える人などがエントリーし、就業後や休日の時間などを使って参加することができます。
「サンカク」では主に1Dayインターンを提供しています。これは、企業・参加者双方にとって参加のハードルをできるだけ低くして、より多くの機会を提供することを重視しているからです。以下のような形式で行っています。
「社会人のインターンシップ」
実際にビジネスを作っている企業担当者とともに、テーマについて意見交換、ワークショップ形式、ディスカッション形式などで現場を体感します。他の社会人向けのインターンシップ参加者との交流も刺激になります。1Dayインターンには、ディスカッションやワークショップなど、「他者と影響を与え合う機会」を組み込んでおり、ディスカッションなどの設計には特に力を入れて取り組んでいます。例えば、「サンカク」のインターンシップでは、ディスカッションなどで、自分の意見やアイデアなどをアウトプットするだけでなく、企業担当者などから、鋭いフィードバックを受けることができます。それは、他者と影響を与え合う得難い機会となります。その体験が、その後の仕事のスタンスを変えたり、自信を高めたりすることにつながる気づきになっているようです。
さらに新サービスとして、継続的に企業に関わる「サンカクパートナー制度」もスタートしました。
「サンカクパートナー」とは
「サンカクを利用する企業」および「サンカク自体」のビジネスパートナーという2つの意味が込められています。成果を挙げるまで案件に関わりたい、関わってほしいといった声に応え、「サンカク」の一員として企業と一緒にサンカク案件をプロデュースできる仕組みです。
これらの機会に参加することにより、「成長企業の現場で、自分のスキルがどこまで通用するか」「企業課題解決に自分の知識やアイデアで貢献できるか」といったことをリアルに体感できるでしょう。また、他のバックグラウンドを持った人との多くの出会いにより、自分の立ち位置を知るきっかけにもなります。
参加しやすくて、得られる成果が大きいのが、「サンカク」が提供する社会人のインターンシップです。まずは1Dayの社会人のインターンシップからチャレンジしてみてください。
初めて「サンカク」のインターンシップにチャレンジしようとするときは不安もあるでしょう。特に「自分が参加して貢献できるだろうか」という点は気になります。しかし、少々チャレンジングと感じられる機会こそが、自分の新しい可能性をひらいてくれます。そのことがよくわかる「サンカク」体験者2人のストーリーを、以下にご紹介します。
現在、広告会社に勤務し、開発チームのプロダクトマネージャーとして活躍中。近々、転職することが決まっています。
一つの会社で経験を重ねてきて、近年「このままでいいのか」という危機感を持つようになり、次のキャリアを模索するために本を読んだり、セミナーに行ったりしてみたのですが、物足りなさを感じていました。また、副業に興味はありましたが当時勤めていた会社が副業NGだったため、どういった活動ができるのか模索中でした。副業といってもお金が欲しいというより、本業以外の多様な体験を求めていました。そんなとき「サンカク」に出会い、面白そうだと思って参加したのですが、その時点では転職を考えていたわけではありません。
「サンカク」は企業が今まさに検討しているテーマが多く、とても実践的な経験ができます。「サンカク」ではテーマに沿ってグループディスカッションをして、最後にプレゼンを実施します。このプレゼンに対するフィードバックがサンカクの中で最も知見が得られる瞬間だと思います。実際に働いている職場でもコンペをしますが、不採用の場合は「ご縁がありませんでした」と具体的なフィードバックをもらえる機会は少ないものです。しかし、「サンカク」では企業の担当者からどこが物足りなかったのか、どこを磨いたらもっと魅力的なのか、具体的にフィードバックがもらえます。また他のチームのプレゼンも聞くことができ、今まで気付かなかった観点や伝え方など、多数のことを学べます。現職で習得するには時間がかかる体験を「サンカク」では凝縮して体験することができます。また、実際の職場を離れ、何のしがらみもなく思いっきりチャレンジできる場であることも魅力に感じてます。私は多くの会社にサンカクし、この濃い体験をたくさんする中で、自分の今後のキャリアもクリアに見えてきて、今は転職という選択肢を選びました。
「自分はまだまだこんなもんじゃない」「もっとビジネスパーソンとして成長したい」と思っている人に「サンカク」はおすすめです。スキル不足を痛感し凹む体験もありましたが、それら全部含めて、自分の強みや弱みをシャープに知ることができ、キャリアップする良いきっかけになると思います。
現在、新規事業コンサルティング、Web系コンサルティング、地域活性化の3分野で働く、パラレルワーカー。
私の場合、「サンカク」で出会った人と「地域活性化」というテーマを共有することができ、そこから現在の3本目の仕事の柱ができました。「サンカク」のインターンシップを体験したことが今のキャリアに直結しています。でも、それはあくまでも一つの結果です。以前よりセミナーや勉強会には参加していましたが、「サンカク」のように他の企業のリアルな事業課題にチャレンジできる場はありませんでした。「サンカク」では、あえて全く知らない業界を選んで参加しています。冒頭にテーマに沿った業界・会社情報の資料の提供を受けるのですが、その内容を聞くだけでも知識の幅がかなり広がります。心掛けているのは、面白い発言をする方、自分とは違う興味のある専門分野を持つ人などと積極的に名刺交換をすることです。本業で営業の仕事をしていても、出会える相手は特定の分野に限られます。一方、「サンカク」にはここでしか出会えないような人との出会いがあり、人脈が広がれば自分の可能性も広がることを実感しています。
・本業では接点がない多様な人たちと出会える
・ディスカッションという形式で成長企業の経営者の方などとも深くコミュニケーションが取れる
ことがサンカクに参加してよかったと思います。
仕事で忙しいときでも、1日だけ自分の好きなこと・興味がある分野に参画すれば、楽しいし、自分がもっと変わっていけると思います。
転職について考えている人も、今はまだ具体的に考えていない人も、「成長したい」「チャレンジングな経験を積みたい」など、自身のキャリアアップについて思いを巡らせているなら、「サンカク」のインターンシップに参加してみませんか。