当社は、綿入れはんてん、作務衣、甚平、haori、婦人服の企画・製造・販売を行っています。久留米絣と久留米縞織の流れを組むオリジナルの和木綿素材を織っており、3000種類以上の柄ストックが我が社の財産です。創業111年の綿入れはんてんメーカーとしてと地元でも知名度が高く、自社イベントでの集客力もあります。糸染めと生地風合い整理加工以外は自社で行っており、繊維業界としては珍しいほぼ自社一貫生産体制を築いています。
当社の経営理念は「一隅を照らす」です。この理念のもと、社員が幸せになり、その幸せが顧客へ、さらには地域社会へと波及していくことを目指しています。当社は社員が誇りを持って働ける環境を整え、オリジナルのものづくりに邁進することで、顧客に喜ばれる製品を提供し、地域社会に貢献する企業であり続けます。幸せな人が作ったものは、必ずそれを着る人を幸せにするという信念を持ち、未来に向けた持続可能な発展を追求しています。

■事業課題
当社は生地の企画からデザイン、縫製など、ほぼ一貫した生産体制によりスタッフの多能工化を推進しています。直近でベテラン社員の定年退職や若手リーダー等の退職が相次いでおり、製品品質を維持するためには縫製ができる人材獲得が急務です。正社員募集を行っているものの縫製スキルを持った人材の獲得に苦戦しています。この状況を受けて、在籍中の社員育成に注力することにし、スタッフ一丸となって全社的に縫製スキルの水準を高めていこうとと考えています。

■募集の背景
縫製スキルが属人的で社員によってレベルが異なり、品質にバラつきが生じています。全社的に縫製スキルの水準を高めるためにもリーダー陣の縫製スキルを高め、他スタッフへ指導していく方法をとっていきたいと考えています。しかしながら、完成品の品質水準が定まっていないため、どの品質水準に沿って指導すればいいのか分からない状態です。当社の縫製スキルや品質を評価していただき、品質の基準を定め、その基準をクリアするための縫製スキルの向上にご協力いただきたく本募集に至りました。

■お願いしたいこと
主には指導役としてジョインしていただき、自身の経験や技術を活かして縫製スキルの指導・育成をお願いします。育成対象は縫製経験のあるリーダー3名であり、設定した製品品質の基準に沿った縫製ができているのか、改善が必要な場合はどのように縫製すればいいのか指導をお願いします。また、業務の効率性および品質向上を目的に縫う順番のアドバイスや縫製のしやすさなどをパターンナーにフィードバックをしていただきたいです。月4回程度来社いただき、指導いただきたいです。

■想定している進め方
Step1：現状確認（製品の品質や縫製スキルのチェック）
Step2：製品品質の基準を設定
Step3：設定した品質基準をクリアできるようリーダーを中心に縫製スキルの指導・育成
※慣れるまでは指導に時間を要すると考えるため、初回打ち合わせおよび週1回程度の来社を想定しています。（基本的に平日で1日5時間程度の指導を想定）