創業1767年、新潟清酒の代名詞として明治中期より酒造りに本格参入しました。地盤がよく、阿賀野川のきれいな伏流水が出て、さらに栗ノ木川（現国道49号栗ノ木バイパス）によって原料や製品の運搬に便利だった沼垂（ぬったり）の地に蔵を構えました。全量純米仕込みで酒造好適米をぜいたくに使用し、「菅名岳」の天然水を仕込み水として酒づくりに取り組んでいます。今代司酒造では「むすぶ」ということを自身の存在価値であると考え、日々の取り組みを行っています。
今代司という名前は元来「今の時代を司る」という意味ですが、現在私たちは「今の時代に合った酒の楽しみ方を創造する」という解釈をしています。お酒というものは、人の生死において無くてはならないものではありません。お酒を酌み交わすという行為を通じ、人は心を通わせてきたのだと考えておりますが、お酒はあくまでも脇役です。しかし、お酒は淡麗で飲み飽きのしないものにすることで食を引き立て、盃を進め、人に笑顔をもたらすアシストをしてくれます。当社はこれからも、人と人が心を通わせるその時に、寄り添うことができるお酒をつくっていきたいと思います。

■事業課題
ボトリングや梱包などの作業を行う新しい工場の新設を検討しています。きっかけは既存工場の設備も古くなり、食品安全の規定からHACCPの認証に向けて工場内設備の配置や工場のスペックの見直しが必要であると考えています。想定しているエリアは複数ありますが、未だ検討段階であり具体的に決まっているものはありません。特に工場の新設に関して現状の生産量を踏まえて工場のレイアウト検討や導入設備をおいた建物の強度確認などハード面の基盤づくりを検討したいです。

■募集の背景
まだ新工場の建設は検討段階であり、実現に向けて具体的には進んでいない状態です。0からのスタートなりますが、工場運営の体制づくりというより、HACCP認証に適した工場環境を整備していきたいと考えています。しかしながら、工場の立ち上げは初めての経験であり、社内のノウハウが不足しているため、外部人材を募集することにしました。

■お願いしたいこと
HACCP認証に適した新設工場の基盤づくりをお願いします。HACCP認証取得を目指した工場環境を整備するためにはどのような準備が必要か、まだ明確化できていない状況です。工場内の設備の配置・求められるスペックなどを確認し、工場の新設について実現可否を検討したいと思います。

■想定している進め方
1カ月目： 現状の生産量や既存工場の設備状況を把握し、工場の新設計画の具体的なニーズをヒアリングする。
2カ月目： 現状の課題や要件を整理し、HACCP認証に向けた工場レイアウトの検討や設備を導入した際に必要な工場の強度・スペックについてアドバイスを行う。
※実際の建物の強度確認や工場運営に必要な体制整備などは上記の確認以降、具体的なアクションプランへと落とし込んでいきます。