当社は穂先わかめの製造加工・販売を行っています。穂先わかめとは、立派なわかめに成長させるために赤ちゃんのうちに間引きされた「新芽」です。漁師さんによって1本ずつ丁寧に間引かれたわかめを水揚げ後にその日のうちにボイルします。ボイル加工されたわかめを1本ずつ加工し、飲食店やスーパーを通じて消費者の皆様にお届けしています。葉は柔らかくシャキシャキとして茎の部分はコリコリとした食感を楽しめる穂先わかめを多くの皆様へお届けしたいです。
昭和62年にわかめ養殖発祥の地である岩手県大船渡にて先代が創業しました。先代は『三陸の素晴らしい大自然の中で育まれた新鮮なわかめを皆様の食卓にお届けする』という信念の下、三陸わかめの普及に取り組んでまいりました。そして現在は、目まぐるしく変化していく自然環境や生活環境の中で、日本古来の食文化の一つである「わかめ」を守り育てていくために、新しい価値を皆様に発信していきます。

■事業課題
商品の受発注から製造、発送まですべての工程をシステム化して業務効率を高めたいです。現在、東京本社で商品の注文を受けており、岩手の工場で製造・出荷発送するという体制を取っています。東京・岩手間の注文書のやり取りをFAXで行っていたり、工場で行う注文書の仕分けなども手書きの管理表で管理するなど全体的にアナログな方法で実施しています。属人的作業かつ紙媒体の管理から脱却してデータの一元化・可視化を図り、業務効率を高めていきたいです。

■募集の背景
現在、社内でkintoneを活用しています。一部の運送会社の送り状を受注伝票の読み取りで発行できることからkintoneを導入しましたが、他の活用の仕方が分からず、上手く活用できていません。現在抱えている課題もkintoneを活用すれば解決できるのではと考えていますが、社内に専門人材がいないことと、この業務に集中して時間を費やすことができないため、思うように進まない状態です。そのため、外部の知見のある方にkintoneの使い方や運用のアドバイスをいただきたいと考えています。

■お願いしたいこと
kintoneを活用した業務効率化にご協力ください。商品の受発注から製造、発送までの工程においてkintoneを活用し、生産性を高めたいと思います。一番の課題は工場側の注文書の仕分けです。1日に20～30件の注文が入り、賞味期限や発送日ごとに出荷数や生産数、出荷日が変動します。運送料の増加なども影響し、納品日を軸に製品をまとめて発送するなど工夫も必要です。現在はこれらの対応を担当者の熟練のノウハウで対処しているため、属人的作業からの脱却を目指して工場全体で一元管理されたデータの利活用を実行したいと思います。

■想定している進め方
1カ月目：現状把握・課題整理
2カ月目：kintoneでの実現可否を含め要件定義や解決策の検討
3カ月目：解決策の実行サポート
※工場のスタッフが活用できるよう丁寧に定着までご支援いただきたいです。
※kintoneで解決できない場合、別ツールの活用も視野に入れて課題解決を行いますが、まずはkintoneでできる範囲で業務効率化を検討していきたいです。