弊社は、これまで食品包装、包装紙、段ボールといった主に包装業界向けに印刷インキの販売、開発、製造事業を展開してまいりました。
例として、大手ハンバーガーメーカー向けのバーガー包装紙やトイレットペーパーの集積フィルム向けインキ、家電や果物を梱包する段ボール包装用インキが挙げられます。

ところで、印刷インキ業界の国内生産実績をみると、生産量が
2017年は341,965tだったところが、2023年は259,520tと、約82,445tも減少(約25％ダウン)しており、
年々需要の減少が進んでいるのが現状です。
減少の主な要因は、世の中のデジタル化流れの中で、チラシや書籍といった主に情報記録媒体向け印刷用インキの減少が挙げられます。

一方、弊社が得意としている包装用印刷用インキは、ここまでの落ち込みはないものの、包装の簡素化、減プラスチック、人口減少の影響もあり、年々需要が減少している状況に変わりはありません。
このような状況の為、現事業領域以外の業界への事業展開が、今後の弊社の大きな課題と考えております。

上記課題を踏まえ、新たな事業の創出を目指し、昨年より事業推進部という部署を立ち上げました。
事業推進部では、主に
①現製品のなかでも特徴的な機能を有する製品情報を、展示会やメルマガにて発信する事による拡販活動
②弊社のコア技術である『配合』及び『分散』技術を活用した受託加工等の活動
を進めており、現在一定の成果は得られつつあります。

そこで、今後更なる新規事業の展開を目指し、コア技術を他業界の課題解決に活用できないかと考えております。
特に電子材料業界に対しては、電子部品包装用導電インキ、光学材料向け遮光インキ等の課題に取り組み、市場展開を進めてきた実績があるので、更に拡大したいと考えています。
しかし、今までの実績はお客様からのお問合せで持ち上がったお話が多く、弊社からアプローチするには知見が足りないと感じています。
そこで、今後積極的な営業活動を行うために、本業界へのマーケティング活動を通じて、顧客の潜在課題の掘り起こし等を進めたいと考え、副業者の募集に至りました。

【お願いしたいこと】
弊社のコア技術を電材用途への展開に活用したいと考えておりますが、現状社内には業界に対しての専門スキルを有する社員がおらず、且つマーケティングの専門スキルを有した社員もおりません。
そこで、事業推進本部のメンバーと共に、マーケティング活動、製品開発サポートをお願いしたいと考えております。

【想定している進め方】
Step1：弊社の現状・強みの理解
Step2：市場調査等を通じた業界のニーズ把握
Step3：業界ニーズと社内課題とのすり合わせ
Step4：技術部門による商品開発・顧客評価の過程でのアドバイス
Step5：製品上市後のサポート

※弊社の事業推進本部のメンバーと多くの議論を重ねながら、マーケティング活動・製品開発ができればと考えております。

※商品化までの期間は案件によるかと思いますが、半年でSTEP3～4の到達を目指したいと考えています。

※本副業はリモートワークOKですが、初回は対面でのコミュニケーションを考えています。​
(ご来訪頂く際の交通費・宿泊費は負担させて頂きます)