■事業内容
当社は、医療分野で使用される一般医療機器の弾性ストッキングの製造販売を行っています。
四肢の静脈血、リンパ液のうっ滞を軽減又は予防する等、静脈還流の促進を目的に使用される医療用の弾性ストッキング等の製造を行い、患者様のQOL向上を目指して医療分野で精通したドクター、医療従事者とも連携し、製品設計・改良を行っています。また、海外製の弾性ストッキングは高価であり患者様の経済的負担も大きいため、弊社では可能な限り価格は抑え、納期短縮できるよう努めています。

■ビジョン
当社の製品は、さまざまな困りごとを解決するためにあり、医療関係者や専門家や実際に使用するエンドユーザー様のための”道具”です。ライフステージや悩みの内容、また、それを良くするための方法は場合によって異なります。使用するお客様や生活シーンに合わせた製品を作り、お客様のQOLを高めるために当社はものづくりを進めています。

■事業課題
より効果的な開発を実現すべく、統計処理による品質管理を実施していきたいと考えています。
当社製品は繊維製品ですが、製品特性上、不良の発生頻度や寸法などにバラつきが多い状況です。
製品の不良を減らすべく、データ結果を集積し平均値の差などを見比べたりしておりますが、改良したサンプルに差があったとしてもそれが偶然の範囲内なのか判断がつかない状況です。

■募集背景
統計的な判断をするにあたって、QC検定の取得をしてもらい合格者が数名出たものの、それを実務に適用することができておりません。ロス率を削減し開発効率を上げるべく、データを活用した統計的判断を社内で内製化していけるように、お力添えいただきたく募集に至りました。

■お願いしたいこと
T検定、F検定などの検定をお願いしたいです。可能であれば、多変量解析などを用いた解析まで担っていただきたいと考えています。
・統計解析による検定基準（判定方法）の策定
・統計処理の実施における不足情報を提案
・寸法不良が発生する確率の計算
・改良を継続に向けた判定に必要な試験計画書、判定方法の様式作成（自動データ呼び出しが理想のため入力規則を作成したいです）
・出来るだけ早い段階で寸法不良予見の実現
通常行っていない追加試験についても有効であれば恒常的に行うことを検討しています。もっとも完成品測定検査に影響を与える工程の特定、 必要なN数についてのアドバイスを求めています
■想定している進め方
Step1:当社より改善サンプルから得られたデータを提出し、それらを判定していただく。その際に、必要情報が揃わない場合もあるため、どのような情報があれば統計的な判断が可能かご提案いただく。
Step2:改善サンプルを作成する必要が出た時に、試験計画を当社とともに立案。得られた情報をもとに統計的な判断を実施。可能であれば、各種データから分析を依頼したいです。