1899年に大館駅の開業と同日に創業し、駅弁業を営んで124年となります。1947年に鶏めし弁当を販売し、現在では鶏めし弁当一本（派生商品も含む）で商いを行っており、現在も変わらぬ味を守り続けています。長年の歴史の中で様々な局面を迎えてきましたが、「冷めても美味しい駅弁」という駅弁屋の責務を忘れず、多くのお客様にご購入頂いております。これからも様々な戦略でお客様に愛される鶏めし弁当を目指します。
当社は地域商社として秋田のいいものを国内外ともに発信し続けるとともに、様々なチャレンジをしてきました。フランス・パリへの進出や香港の展示会への出店、消費期限の課題を乗り越えた冷凍弁当の開発などです。事業を動かしながら検証を繰り返し、太い柱にしていく、これが当社の事業戦略となります。今回は8本目の販売チャネルとなる冷凍販売事業の拡大に挑戦予定です。駅弁からスタートした鶏めしが日常の食卓に並び楽しんでいただけることを期待しています。

■事業課題
2023年8月より急速冷凍設備を導入し、冷凍製造に知見のある副業パートナーに協力いただきながら冷凍弁当の開発に挑戦しました。その結果、鶏めしを中心に計3食の冷凍弁当を開発し、今年2月より自社のECサイトで販売を開始しています。お陰様で冷凍弁当も駅弁鶏めしとしての再限度が高く味の評価が高いです。一方で価格が高いなどの声も寄せられており、商品・販売方法ともに改善の余地があります。今後、販路開拓を通じて多くの消費者や小売店のニーズをキャッチして精度高い売り方を開発したいです。

■募集の背景
今までの駅弁販売では地元客・観光客などがメインターゲットでしたが、今回は日常の食卓で味わって頂くことも含めターゲットが異なってきます。冷凍弁当の賞味期限（現在90日）などの特徴を踏まえ、どんな小売店に卸して、どのようなターゲットにどのように販売して頂けるのか、販売ロット数はいくつか、小売店の求めるニーズは何か、など初めての領域のため社内のノウハウが不足しています。まずは売り方の開発が必要なため、ターゲット選定などの戦略策定の前段として消費者や顧客のニーズ調査と検証に協力頂きたいです。

■お願いしたいこと
副業パートナーへお願いしたい業務内容は「販売拡大を通じて消費者や小売店のニーズを明らかにする調査と売り方の開発」です。
副業パートナーの得意領域によって下記のパートを任せる予定であり、複数名でチームを構築して実行したいと考えています。

①販路開拓を通じたニーズの調査、売り方の仮説構築や検証ポイントの策定
商品・販売方法の改善のため、地元スーパー等の既存販路を使って小売店等への販路を拡大し、小売店等・消費者のニーズを集めていただきたいです。

②精度高い売り方開発の仮説検証・計画立案
上記①のリアルな情報を基に売り方開発の仮説立案と検証・計画立案をお願いします。上記①で消費者や小売店の声をヒアリングしてリアルな情報を集めるため、最終的に①と密に連携して精度高い売り方を開発していただきたいです。

■想定している進め方
1カ月目：当社の事業やこだわりなどの理解、商品開発した冷凍弁当の販売状況や課題の確認
2カ月目～3カ月目：それぞれ下記①・②に着手、情報収集、仮説検証・計画立案を進める
3カ月目以降：①②が密に連携して精度高い売り方を開発する