当社は、秋田県稲庭町から「いなにわ手綯うどん」「いなにわそうめん」を主力に製造販売を行っています。

稲庭うどん発祥とされる寛文五年（1665年）とたがわぬ、豊かな自然環境が今なお息づいています。
そして、この自然があるからこそ、私たち寛文五年堂は、350年来変わらぬ、手作りの技法で「いなにわ手綯うどん」の味を守り続けることができました。秋田の風土にはぐくまれた自然の恵みを、製品にして皆様に届けたい、そんな思いでこれまでやってきました。

今では、秋田の名産品となっている稲庭うどんですが、昭和40年代以前は献上品や贈答品という認識で日常食ではありませんでした。もっと多くの人に知ってほしい、届けたいという思いから昭和40年代に秋田市の百貨店に卸したこと、TVCMで認知を拡大したことにより、一気に全国へと広がりました。

■事業として実現したいこと
私たちの、存在意義・歴史や価値観・自社の強みを踏まえて「何をコア」にしていくかを決めたいと考えています。
次世代へどのような形で残していくのか、歴史やお客様から見た強みを紐解き、存在意義や強みの再定義にお知恵をお借りしたいです。それを基に商品開発やマーケティングなどに繋げていきたいと考えています。中期的に毎年売上10％成長を目指すための戦略策定となります。

■本件の背景
・贈答文化など行動様式の変化、コロナ禍など時代の変化から売上高は過去十年間右方下がりの状況が続いています。
・オンラインショップ、SNS（会社の特色・アピールポイント参照）、稲庭うどん以外での商品開発※など様々な取り組みを行っていますが、成果に繋がらない状況です。※農業法人「稲庭村（米麹・味噌・漬物の製造）」で商品開発を行っている。
・一度、350年の培ってきた強みやルーツを振り返ることで、手段ではなく、根源的な存在意義やこれからも大切にしたいこと、を改めて定義、認識することで長期的なの指針や戦略を決め、それを幹として打ち手や手段を検討したいと考えています。

■お願いしたいこと
a．) 現状の取り組みの整理を通じて自社の理解（生産現場、流通、小売りなど各現場の取組みの棚卸）
b．) 歴史やお客様の声、競合分析など整理したものを基に、経営指針や強み、大切にしたいことの言語化
c．) 言語化したものを基に戦略の策定
d．) 売上向上、商品開発、生産性向上などテーマごとに計画の策定
e．) 計画にたいして実行推進、プロジェクトマネジメントなど推進の伴走

■実現までのステップ
1か月　　　　：一度は秋田にお越しいただき、当社への理解を深めながら現状の棚卸しを一緒に行いたいと考えています。
2～3か月　 　：経営指針や強みの言語化とそれを基にした戦略の策定をお願いします。
4か月目以降　：テーマごとに計画を策定し、実行推進、プロジェクトマネジメントをお願いします。