秋田から直接世界へ、駅弁を届けることで、秋田に暮らす子どもたちの勇気になりたいと考えています。
私たちは、秋田の大館市で取り組んでいる「ふるさとキャリア教育」の一環で、毎年市内のすべての小中学校で、鶏めし弁当の学校給食提供及び講演をさせていただいています。そうした取組の中で、子どもたちに触れていると、「いつか仙台や東京にいきたい」「大館だからできない」といった声をよく耳にしていました。仙台や東京に出ることはもちろん素晴らしいことですが、もっと広い視野を子どもたちには持ってもらいたいと思いました。
身近な地元の企業が、海外に進出しているのを知れば、子どもたちの考えも変わるのではないか。そんな願いから、世界への進出決めました。私たちは東京や仙台に店舗はありません。秋田発、フランス・パリです。
秋田からも出来る。子どもたちの希望になるために、当社は駅弁事業だけではなく、地域商社として秋田のいいものを世界に届けていきたいと考えています。

■事業として実現したいこと
駅弁から創業した当社は、駅弁を主軸にしながらも、秋田の魅力的な商品を世界に届ける地域商社へとシフトしていきます。自社の主たる駅弁「鶏めし」だけでなく、秋田の誇るいいものを、世界に届けていくために、自社の商品が海外で受け入れられる素地をつくりたいと考えています。そして、下地ができたところで、秋田のいいものを届ける現地での展示会や越境ECの展開など、地域商社としての取り組みを加速させていきます。

■本件の背景
日本国内のマーケットは先細っているため、国内以外のマーケットを体力のあるうちに開拓しておきたいと考えています。すでに当社はフランスに現地法人を立て、パリのリヨン駅構内で駅弁の販売をした実績もあり、秋田県物産フェアなども開催した経験がございます。海外でもマーケットのニーズさえ捉えれば、駅弁は受け入れられる、という手応えがあります。そこでフランスに続き、冷凍駅弁の開発をしアジアへの輸出を行っていきたいと考えております。

■お願いしたいこと
・輸出表示調査
・輸出を前提とした食品加工等の商品開発へのアドバイス
アジア各国の食品表示調査やマーケットのポテンシャルなど、輸出国の検討、輸出のための商品開発へのアドバイスを、支援頂きたいと考えています。

●輸出商品
まずは味噌つけたんぽというきりたんぽの一種を軸に調査を進めて頂きたいと考えています。きりたんぽは米を使った商材であるため、マーケットを取る意味でもいい商材と考えています。また、主事業である弁当は扱う食材も多いため、味噌つけたんぽと並行して、当該国への輸出のための商品のチューニングを行い、弁当の輸出も視野に入れています。

■実現までのステップ
1ヶ月目（11月）：当社の商品理解及び対象国の絞り込み。富裕層狙いではなく、中間層が取り込めるマーケットがある国の絞り込みや食文化も踏まえて、当社商品が入り込むよりがある国の候補の選定をお願いします。
2〜3ヶ月目（12〜1月）：各国の食品輸入に関する法律をリサーチ頂き、必要に応じて当社商品の何を変えれば輸出可能か、一緒に考えてください。1月を目処に輸出国を確定させてたいと考えています。