私たち組合は、長濱シルクを製造している地場産業事業者（機屋）の出資により運営されています。組合の敷地内には機屋が製織した白生地のセリシンや汚れなどの不純物を除去する精練工場があります。当組合は毎年京都での「浜ちりめん・浜つむぎ白生地求評展示会」開催、ジャパンクリエーションやギフトショーへの出展、長浜市着物イベントへの協力など、白生地の新たな可能性を広げるべくさまざまな取組みを行っています。
遡ること712年、ここ長浜では「綾絹」という「絹の織物」が織られていた記録が残っています。 また平安朝時代には上糸生産国の筆頭産地として知られ、いにしえより上質な絹織物を生み出してきました。
1730年から1740年の間頃、浜ちりめんは始められ、現在に至るまで絹白生地界の最高峰と呼ばれてきました。

近年の和装需要の衰退により減産を余儀なくされる中、新たな新規需要開拓に取り組み、アパレル用広幅生地や健康美容関連商品の開発を行い、そしてシルクを洗濯機でも洗える「YasaSilk」加工事業を開始、その事業の拡大に大きな期待を寄せているところです。

■事業課題
当組合は、弊組合員事業所で製造された「浜ちりめん」絹白生地の精練加工を主たる業務としています。特に絹を使うことの多い和装への精練加工をメインとしてきましたが、和装需要の減退から事業自体が縮小傾向にございます。この状況を打破すべく、約13年をかけてシルク生地を洗濯機でも洗える加工技術「YasaSilk」の開発に成功しました。この特殊な加工技術は当組合の競争優位性になると自負しております。この加工技術を和装以外への加工にも展開し、新たな事業の柱にしていきたいと考えています。


■募集の背景
「いいものをつくり、それをとどける」
私たちは職人集団であるため、「いいものをつくる」ことをとことん追及し、この「YasaSilk」の技術を作り上げました。そんな私たちには「とどける」というノウハウが不足していると感じます。この加工技術をどのような方が求めているのか、どのような形で求めているのか、などマーケティングの知見を持った方とコラボし、この「YasaSilk」をいかに展開していくかを副業者の方と一緒に考えていきたいです。

■お願いしたいこと
①マーケティングの戦略プロセスに長けた方②マーケティングの戦術プロセスに長けた方からそれぞれジョインいただき、チームとしての稼働を考えています。マーケティング側面でこのプロジェクトを推進ください。

こちらは①マーケティングの戦略プロセスの方のポジションであり、特にSTEP２をリードしていただきたいと考えています。

STEP1：当社の事業理解
STEP2：届けたい価値の言語化、市場調査、セグメンテーション
STEP3：ターゲティング、ポジショニング、マーケティングミックス、実行～評価、改善

■想定している進め方
「YasaSilk」の認知拡大に向けたマーケティング支援をお願いしたいと考えています。２ポジションを同時にオープンしておりますが、ご自身の得意な方を選んでいただきご応募ください。

こちらのポジションはSTEP1-3を横断的に担当してもらいますが、特にSTEP2を中心にリードいただきたいと考えています。

本副業案件はリモートワークOKです。