■事業内容
木村染匠（せんしょう）は、戦後間もない昭和21年に、京都で「手描き京友禅」のキモノを創作するために創業しました。
染匠とはキモノのデザインや色彩を考案すると共に、製作の工程全般を統括しながら意のままにキモノを作り上げる仕事のことです。

当社は70年以上にわたり染匠の仕事に従事し、先人から脈々と受け継がれてきた染色技法や文様文化を継承しながら、現代の染色・装飾技術を取り入れ、京職人の手仕事による伝統的なキモノづくりを提供しています。

■ビジョン
ライフスタイルの多様化や機械技術の発展により、従来のキモノの本質が薄れ、今や熟練した職人は希少となっているのが現状です。

それゆえに私たちは、この伝統的なモノづくりを継承することが使命であり、更には新たな可能性と価値を見出し、一枚一枚手づくりする製品だからこそ、今の時代のお客様に感動をもたらす魅力が秘められていると信じています。

■事業課題
従来のキモノづくりだけではなく、京友禅のデザインや技法を活かして新たなジャンルにも挑戦し、これから先も職人による伝統的なものづくりを継承していけるように取り組んでいます。

当社は創業から「手描き京友禅」にこだわり、キモノを作ってきました。しかしキモノは女性が着るもの、というイメージが強く、もったいないと感じていました。そこでより身近に生活の中で美しい京友禅を感じてほしい、という思いから京友禅ガラスを開発しましたが、現状ホテルやマンションなどの法人さまに使っていただくことが多いです。

■募集の背景
当社ではこれまで「手描き京友禅」を使った新商品（京友禅ガラス、ひな形塗り絵）を開発してきましたが、今回新たに個人のお客様を対象とした商品開発を検討しています。しかし中にいる私たちではどうしてもキモノのイメージが強く、柔軟かつ新鮮なアイディアが思い浮かびません。

そこで既成概念にとらわれず、様々な角度から企画の考案～商品化のご支援をしていただける方を募集することにしました。

■お願いしたいこと
※働き方はリモートになります。
京友禅のデザインや技法を活かした新商品の企画/開発業務
・商品の企画検討
以前京友禅ガラスを開発した際に「小さくて手に取りやすい形」だと購入しやすい、というお声を頂いたことがあります。

・商品化の支援
※ゆくゆくはPR、販売戦略などでもお力をお借りする可能性がございます。

■想定している進め方
STEP1：現状把握・調査
・当社事業および手描き京友禅（京文化）の理解、特徴・強みの整理
・他社商品、技術との差別化の整理
・参考事例の調査

STEP2：商品企画
・市場調査　
・商品企画（アイディアの発散・収束）
・コンセプト策定、ブランディング支援
・ターゲット選定

STEP3：開発に向けた準備と実行
・開発業者の選定
・（可能な方には）プロジェクトの推進および進捗管理