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東京海上日動火災保険株式会社

【イベント開催レポート!】東京海上日動火災保険の事業戦略や新規事業の展開は?

先日2019年1月27日に、東京海上日動火災保険株式会社(以降、東京海上日動)の本社1階のホールで、「事業開発アイデアソンイベント」が開催された。集まったのは、様々なバックグラウンドを持つ25名の社会人たち。
なぜこのイベントの開催に至ったのか?イベント開催背景となる、東京海上日動の新規事業戦略と今後の展望など、裏側にも迫りたい。

社会人向けのインターンシップを開催する「サンカク」では、上記イベントの第2弾として、今後の戦略、アセット、現在の取り組みなどを深く知るとともに、東京海上日動で実際に働く社員と一緒に、東京海上日動の新規ビジネスについて議論をするアイデアソンを予定しています。ご興味がある方は是非エントリーをしてみてください。

東京海上日動火災保険株式会社とは

同社は1879年に日本初の保険会社として創業し、2019年に140周年を迎える。近代化の流れにより海運・貿易業が盛んになる中、日本初の保険会社、また、日本国内における本格的な株式会社の先駆けとして歩みを始めた。
現在では、東京海上グループの一員として主に損害保険業を生業とし、従業員17,483人、世界37か国・国内242か所の拠点を持つ国内有数の保険会社として名を連ねている。(2018年4月1日時点)

VUCA時代における、保険会社の役割

東京海上グループは、2018年~2020年の新中期経営計画として、「To Be a Good Company 2020」を発表している。
実現に向けた重点課題としては「ポートフォリオのさらなる分散」「事業構造改革」「グループ一体経営の強化」の3つを掲げている。その中でも、「事業構造改革」領域にはさらに3つのテーマが設定されているが、新規事業開発はその中の一つである「革新的商品・サービス」に位置付けられる。
近年よく耳にするワードのひとつに、VUCAが挙げられる。Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つの単語の頭文字を取ったアクロニム(略語)であるが、この単語に象徴されるように、世の中は目まぐるしいスピードで変化を続けている。しかし、予測のできない環境ではスピードも求められ、そしてそれに伴いリスクも高まる。リスクを扱い、人々の挑戦を常に支援し続けた存在として、そのような環境変化と、お客様のニーズを捉えたサービスを創造し、磨き、高度化させることで世の中の人々に「安心」と「安全」をお届けすることが保険会社としての命題であり、その結果、東京海上日動という企業が成長を続ける手段でもあるとの構想なのではないだろうか。

新たな取り組みで生み出す価値

そんな中、すでにいくつかの取り組みが世の中に向けて発信されている。例えば、「クラウドファンディング」。同社は、クラウドファンティングサイト「CAMP FIRE」を手掛ける株式会社CAMPFIREと連携し、日本初のクラウドファンディング保険を提供している。
クラウドファンディング保険とは、プロジェクトのオーナーが、集めた資金を横領・持ち逃げする、会社の倒産によって返礼品(リターン)の提供が行われなかった場合など、不測の事態の発生時にはプロジェクトを支援した参加者に対し、支援金額の80%を上限として保険金を支払うサービスの仕組みとなっている。

クラウドファンディングは、革新的・創造的なアイデア・取り組みを実現するための新たな手段として活用されているが、一方で「自分が応援した資金がちゃんと活用されるのか?」「約束の返礼品はちゃんと届けられるのか?」など、その新規性がゆえになかなか個人が気軽に支援へと参加できていない現状もあった。参加者の支援が伸びなければプロジェクトのオーナーも十分な資金を集められないし、CAMP FIREとしてもプラットフォームの維持が困難になる可能性もある。そうした不安・困りごとを、リスクに対する知見を持つ東京海上日動がCAMP FIREと提携しサービスを提供することで軽減・解消を可能にしたのだ。
この取り組みでの注目点は「プラットフォーマ―との協業」だろう。通常「保険」と聞くと「対象者本人のリスクに対して、本人あるいは本人に近しい存在が購入するサービス」というイメージが強いが、このサービスは、プロジェクトのオーナーも、支援者も追加の費用は発生しない。CAMP FIREが東京海上日動と保険契約を結び、該当する事態が発生した場合には、CAMP FIREを通じて被害にあった支援者に対し保険金が支払われる。直接的に東京海上日動が保険を提供するのではなく、中間にプラットフォーマ―というプレイヤーが存在することで、支援者、プロジェクトオーナー、CAMP FIRE、そして東京海上日動の四方よしのサービスが成立したのである。

「革新的商品・サービス」の創出に向けて

こういった新しい取り組みを続ける中で、今回はなぜアイデアソンというイベントの開催に至ったのか?デジタルイノベーション共創部、平山寧氏は語る。「私たちは、これまで蓄積してきたリスクの豊富な知見や、広い営業網、そしてその先につながる多くの企業・団体とのネットワークなどを大きな強みとして、これまで成長を続けてきました。しかし、人々のライフスタイルやビジネスが多様化・複雑化する中で、我々だけではまだ想定できていないリスク、そしてそれを解決しうるソリューションがあると感じています。そんな中で我々は、これまでの金融・保険業界の常識・当たり前・枠組みで世の中を捉えていては、時代にフィットした商品・サービスを生み出すことはできません。様々なバックグラウンドや知見を持つ方々に集まっていただき一緒にディスカッションを行うことで、新たな視点・気づき・アイデアが生まれるかもしれない、と思ったのです。」

イベント当日では、各チーム4~5人のテーブルに別れ、東京海上日動の社員も交えて新事業の検討を行った。必要となる観点は「創造性」と「社会性」の二つ。単に目新しいものではなく、誰のどのような課題を解決するサービスなのか?というところがポイントとなる。実際に集まった人々は、保険業界を経験したことがない人が多かったとのこと。アイデアソンは盛り上がったのだろうか?
「イベント当日では想定していたディスカッション時間では足りないくらい盛り上がりました。やはり、みなさんが所属する企業・業界や職種などがバラバラだったので、様々な意見が上がりましたね。弊社の社員も一緒に参加させていただきましたが、保険という領域のルールや注意すべき点などについては社員が知見を持っていますので、建設的な議論がなされたように思います。一方で、我々では思いつかないようなアイデアや、気づかない視点など多くの意見をお聞きできたことは、非常に大きな学びになりました。今後も、イベントに限らず様々な方とのつながりを増やし、新しいビジネスの兆しを模索していきたいと思っています。もしこのアイデアソンに興味を持っていただけたなら、ぜひ次回のイベントにご応募いただきたいですね。」

イベント概要

東京海上日動火災保険株式会社のアイデアソンに興味がある方は、ぜひイベントにエントリーをしてみてください!
開催日程
2019年5月11日(土) 12:45受付開始 13:00スタート〜18:00終了終了予定(懇親会の時間を含みます)
※イベントの時間は多少前後する可能性がございます
開催場所
Inspired.Lab
〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 大手町ビル6階
https://inspiredlab.jp/
東京メトロ丸ノ内線、千代田線、半蔵門線、東西線、都営三田線「大手町駅」直結
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