採用においても求職者の温度感にフィットしたコミュニケーションを実現し、上質な求職者体験を提供する「採用マーケティング」という考え方が注目されてきてます。
今回は採用マーケティングの概要と、その落とし穴、そしてどうやって落とし穴を回避するのか解説します。

採用マーケティングとは

採用にもマーケティングの概念を取り入れた採用活動の考え方です。この採用活動の特徴は大きく2点あります。

特徴1:従来の採用活動の領域は「選考への応募」でしたが、それ以前の「知ってもらう」段階から採用活動の範囲とする
特徴2:求職者の温度感に応じたコミュニケーションをとる事で、徐々に転職意欲を醸成する

なぜ、採用マーケティングなのか?

求人倍率が職種により大きく異なる現在では、人材紹介で採用充足できるポジションと、新たな取り組みに挑戦し採用充足させるポジションがあり、人事担当者も募集職種に応じて採用手法を変える必用がでてきました。
そこで、後者の様な難易度の高いポジションは、母集団形成するために採用マーケティングに取り組む企業様も増えてきました。

採用マーケティングに取り組むメリット

メリットは何といっても母集団形成です。転職潜在層だけでは採用競合も多くなかなかよい母集団が構築できずお悩みの企業様も多いのではないでしょうか?
採用マーケティングにより、転職潜在層までリーチし、適切なコミュニケーションで意欲醸成する事で、新たな母集団を形成する事ができます。

採用マーケティングの落とし穴

ここまでお読みいただくと、採用マーケティングの施策としてPR記事配信や、SNSでの情報配信を想像される方も多いと思いますが、採用におけるマーケティングで注意すべき落とし穴があります。
それは、記事配信などの認知施策で興味を引いたとしても、そこから転職候補になるには、とても深い谷があるのです。転職という意思決定は非常に重たい判断なので、この深い谷を越える橋となるような施策が重要になってきます。

落とし穴を回避!採用に繋がるイベント施策

では、この深い谷をどう超えるのか?それはイベントをおススメします。求職者体験の観点でイベントは非常に有効な手段です。求職者にとってイベントは参加ハードルが低く、更にイベントを通じて深く企業や仕事内容について興味を醸成することができます。
例えば、PR記事の問い合わせのアクションを1on1の面談にした場合、記事を見て興味を持ったとしても、いきなり面談はハードルが高く申し込みをためらってしまいます。一方でイベントの場合は参加しやすいため接点を取り続けることができます。

継続的に採用マーケティングに取り組むためには

採用マーケティングを本気で取り組むとなるとPR記事、ニュースリリース、SNSといった様々な認知施策や、イベント、面談など、多岐にわたる施策を継続的に取り組む必要があります。一方でしっかりと成果(=応募獲得)を示すのが難しく、挫折する企業様も多いです。採用マーケティングで大きな成果を出すために、スモールスタートで小さく成果を積み重ねながら規模を大きくしていくことがお奨めです。まずは「求職者に刺さる自社の魅力の言語化」です。自社の魅力をどのように伝えると、採用ターゲットの心を動かせるのかを把握しましょう。イベントを活用すると複数の採用ターゲットに会い、訴求ポイントを定性的に把握することができます。イベントでの直接的なコミュニケーションで少人数でも選考参加のアクションを生み出せたら、そのエッセンスを盛り込んだブランド記事に展開することで、成功確率を高めることができます。

弊社サービス、サンカクのご紹介

最後に、弊社サービス「サンカク」をご紹介いたします。
サンカクは企業のしごとやビジネスを体感できるワークショップイベントを通じて、採用ターゲットの意欲を醸成できるサービスです。これまでのべ280社以上に対して、企画段階から支援してきた実績とノウハウで、貴社の採用成功をご支援します。
前述の通りスモールスタートで採用マーケティングをスタートすることができます。

ご興味ある企業様は、ご料金、DBの特徴など詳細をご説明いたしますのでお気軽にお問合せください。

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