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通信事業者・KDDIが新たに乗り出す領域は「教育」。社員が熱い思いを持って目指すは“通信を活用した教育DX”

auブランドのモバイル通信やICTソリューションを提供している電気通信事業者・KDDIは近年、コマース・金融・エネルギー・エンターテインメントといったライフデザイン事業を積極的に展開している。そして、今後は「教育」の分野にも参入していくとのこと。そこで、経営戦略本部の大門寛士さん、山下明子さんに、KDDIが進める教育事業の現状とこれから、通信事業者だからできる取り組みについて聞いた。

教育分野参入のキーワードは「DX」「新たな教育領域」

▲KDDIの教育事業の展望について語っていただいた大門寛士さん(左)と山下明子
さん(右)
2016年頃から通信事業だけでなく、ホームIoTや電気、金融など、生活に密着したサービスの企画・提供を行う「ライフデザイン戦略」に力を入れているKDDI。その背景には、会社としての使命があるという。

「これまで通信事業に取り組んできた私たちは、皆さんの生活を支える事業を提供できると考えています。いまや社会インフラの1つである通信を中心に、さまざまなサービスを掛け合わせ、より便利で有意義な生活につなげていくことを目指しているのです。近年、新たな事業領域に踏み出し、『au PAY』『auでんき』『auじぶん銀行』などのサービスを構築してきました」(大門さん)

そして、現在は「教育」の領域への参入を進めている。教育も、通信や道路、水、電気などと同様に、経済活動を営むうえで重要な社会基盤の1つと捉えているから。

「2017年に英会話教室を展開するイーオンホールディングスの事業売却の話があり、我々が手を上げたところから、教育分野への参入を進めてきました。教育は幅広い年代にニーズがあるという部分が、通信事業との共通点でもあるので、イーオンホールディングスと一緒に新たな事業を作っていけるのではないかと考えたのです」(大門さん)

「実際に教育の現場に出ると、想定していた以上にデジタル化が進んでいないという課題が見えてきました。通信事業者として、解決できる領域は大きいなと感じましたね。まず進めたものは、英会話教室内部のオペレーション効率化のDX。生徒台帳をタブレットで見られるようにして、紙ベースだった運用を変えていきました」(山下さん)

コロナ禍では、生徒とのタッチポイントにおいてもDXを進めなければ、授業を存続させられないという壁も出てきた。オンライン授業に踏み出すことで、既存のオンライン事業者との差別化やシステムのオートメーション化など、新たな課題が出てきている。

「教育での通信の活用とともに、英語やSTEAM(※1)、キャリア教育などの“新たな教育領域”でも勝負していきたいと考えています。我々のような教育の素人だからこそ、教育改革で必要とされている新たな分野に入っていきやすいし、変革も起こせるのではないかと思うのです」(大門さん)

※1:Science(科学)、 Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習する「STEM教育(ステムきょういく)」に、 さらにArts(人文科学・リベラルアーツ)を統合する教育手法。

「教育ビジネス」をともに考えていくワークショップ

2020年11月、KDDIが教育事業を展開していることを広く知ってもらうべく、「デジタル技術×教育ビジネス改革」という切り口で、オンラインでのワークショップを開催した。

「通信事業者であるKDDIが教育事業を手掛けていることはあまり知られていないで、まずは私たちの思いを知ってもらいたいという期待を込めて、私達の部署でワークショップを開催しました。参加者の方にワークを通じて事業に触れてもらうことで、当社に興味を持ち、提供しているサービスについてより深く知ってもらえたらうれしいなと考えたのです」(大門さん)

ワークショップでのディスカッションテーマは中高生をターゲットに、「新たな教育領域を軸としたスクールビジネスの立案」。大門さんが話してくれた英語・STEAM・キャリア教育等の新しい教育領域を意識した内容だ。テーマに沿って「コンテンツ開発・調達」「マーケティング」「デリバリー」「アセスメント」というプロセスで議論を行い、独自価値を生み出していくという構成だった。

「『中高生』をターゲットとしたのは、誰しもイメージしやすい対象だと考えたからです。社会人をターゲットにすると、人によって働き方も学びたいものもバラバラなので、アイデアが思いつきにくいですよね。今回は70分という限られた時間だったので、初対面のメンバーとも話しやすく、意見の統一がしやすいテーマにしました」(大門さん)

当初、教育関係に身を置く参加者が多くなるのではないかと予想していたが、実際はコンサルティング会社やベンチャー企業など、さまざまなバックグラウンドを持つ参加者が集まり、年代も20代前半から30代後半と幅広かった。

「私たち自身がオンラインでのワークショップの経験がなかったので、チャレンジという意識もありました。ただ、参加してくださった方々のレベルが高かったので、議論もスムーズに進み、大きなアクシデントは起きなかったです。オンラインだと互いの空気感がつかみづらいので、参加者が楽しんで集中しているのか、飽きてしまっているのか、判断が難しいところはありましたね」(大門さん)

▲教育事業をテーマにオンラインで行われたワークショップでの記念写真
ディスカッションの中で、すべてのチームが提案の形まで作り上げ、発表まで持っていった。KDDIとしても、驚きの結果だったそう。

「アイデアの発散だけで終わるチームも出るだろうと思っていたのですが、すべてのチームが提案できる内容にまで落とし込んでいて、すごかったです。それぞれのバックグラウンドが違うからか、各グループ違う持ち味の提案になっていたのも面白かったですね。我々も、教育は人によって考え方、捉え方が違うものなんだと、改めて気づかされました」(大門さん)

「通信を生かした教育DX」のワークショップ第2回開催が決定

今回のワークショップは参加者の満足度がかなり高く、「通信業者という立場から事業を考えるいい経験になった」という声が聞こえてきた。

そして、2021年2月26日(金)に、第2回の開催が決定している。大手通信事業者が新たに取り組むビジネスに触れるチャンスであるとともに、教育事業を進める社員の生の声が聞ける貴重な場になることだろう。

教育ビジネスに関心が高い方だけでなく、通信事業者としてのKDDIのアセットを活用した事業開発に興味がある方にも見逃せないワークショップ。まずは、詳細をチェックしてみよう。

申込期限は、2021/02/24(水)12:00、集客状況によっては、早い段階でエントリーを締め切る可能性があるとのこと。興味がある方は早めにエントリーをしよう。



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開催概要

開催日程
2021年2月26日(金) 19:15受付開始 19:30スタート〜22:30終了予定
※イベントの時間は多少前後する可能性がございます
エントリー締め切り:2月24日 (水) 12:00予定(状況によっては、早めに受付終了する場合がございます)
開催場所
オンライン開催の詳細は参加予定者に別途連絡します

ご参加いただきたい方

下記に1つでも当てはまる方は、ぜひ気軽にエントリーください!

  • ・事業やサービスを立ち上げたご経験をお持ちの方(職種・業界不問)
  • ・事業企画、事業開発のご経験をお持ちの方
  • ・教育関連のご経験をお持ちの方で、デジタル技術を活用してイノベーションを起こしたい方
  • ・アプリやデジタルサービスの開発に携わられている方やITの知見をお持ちの方で事業戦略の立案に興味をお持ちの方


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サンカクするまでの流れ

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・定員を超えたお申込みをいただいた場合は、ご登録のプロフィール情報とエントリー時に入力いただく追加情報を元に、当日ご参加いただく方を選出いたします。あらかじめご了承ください。
・選出後、サンカク確定のご連絡をさせていただきます。
・当日のディスカッションを通して当社社員が興味をもった場合は、ディスカッション後にスカウトさせていただく可能性もございます。

皆さまのサンカクをお待ちしております!

注意事項

  • ・定員を超えたお申込みをいただいた場合は、ご登録のプロフィール情報とエントリー時に入力いただく追加情報を元に、当日ご参加いただく方を選出いたします。あらかじめご了承ください。
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