株式会社レストラン尾乃道は、愛知県名古屋市で50年以上にわたり、和牛ステーキを中心とした高級飲食事業を展開してまいりました。備長炭を用いた炭火焼にこだわり、肉の仕入れから焼き方まで一貫して品質を追求する姿勢が、多くの食通のお客様に支持されております。現在は二代目が事業を継承し、先代の「ステーキ屋」から脱却し、さらにブランド価値を高める店づくりに注力しています。情報過多な時代だからこそ、あえてHPを持たず、限られた情報の中で興味を持って来店される方との関係性を大切にしています。今後は、尾乃道ブランドを守りながら、肉の流通課題にも向き合い、持続可能な事業展開を模索してまいります。

尾乃道では、客単価3万円を超える高級ステーキを提供する一方で、肉の仕入れにおける流通構造の課題にも直面しています。特定部位（ひれ肉など）の安定供給を確保するためには、卸業者との協力体制が不可欠ですが、経済状況や他業態の販売動向に左右される面もあります。そこで、ブランドを守るための新たな取り組みとして、肉の仕入れ量を増やすため他部位も活用した高級牛丼ランチ事業を検討しています。
これは単なる売上拡大を目的とした店舗展開ではなく、尾乃道の世界観を活かしながら、昼の時間帯に新たな顧客体験を提供する挑戦です。価格帯やターゲット層、演出方法など、マーケティング視点から事業コンセプトを固めていただける方を募集いたします。

高級牛丼ランチ事業の立ち上げにあたり、マーケティング視点から事業コンセプトの整理とターゲット設定、競合分析、打ち出し方の検討をお願いしたいと考えております。料理の味付けは決まっているため、世界観の演出や顧客体験設計に重点を置いた支援を期待しています。

STEP1：現状のブランド・顧客層の理解（例：既存顧客の属性や来店動機の整理、尾乃道の世界観の言語化）
STEP2：高級牛丼事業のターゲット層・価格帯・競合分析（例：他業態との比較、昼食市場におけるポジショニング検討）
STEP3：店舗演出・打ち出し方の提案（例：店舗内外の演出案、メニュー表現、SNS活用など）