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株式会社中川政七商店

日本の工芸を元気にする仲間に!中川政七商店・パートナー企業のデジタルブランディングにサンカク!

日本の工芸はピーク時の1/6にまで減少し、存続の危機に瀕しています。中川政七商店は「日本の工芸を元気にする!」をビジョンに掲げ、工芸をベースにした生活雑貨の製造・小売、経営コンサルティング、流通支援など『工芸』を次の時代に引き継いでいく事業を展開しています。
今回は、中川政七商店のパートナー企業であるものづくりブランド5社と共同で、副業・兼業のマッチングイベントを開催します。応募のテーマは「デジタル手法を活用した工芸のブランディング・販売強化」です。“良いものさえ作っていればいい”のではなく、人の手に届いてはじめてものづくりは完結します。伝統やこだわりを持ってつくられた工芸品をより多くの人に届ける、という挑戦に一緒に取り組んでくれる方を求めます。

副業や兼業の経験は問いません。

「日本の工芸を元気にする!」というビジョンに共感し、日本各地のものづくりをビジネスを通じて継続・発展させていくことに貢献したい方のご参加をお待ちしております!

目次

『工芸』×デジタルに挑戦する6社の"リアル"を感じてもらうイベント

  • 「地方創生や地域貢献には興味があってもきかっけがない」
  • 「工芸には興味があるけど転職するにはハードルが高くて・・・」
  • 「これまで経験したことを活かして地域産業に貢献してみたい」
  • 「日本のものづくりに少しでも関わりたい」
  • 「副業にチャレンジしてみたい」
など様々な思いをお持ちの方がいらっしゃると思います。
今回参加する6社も同じで、「デジタル手法を活用した工芸のブランディング・販売強化」を目指しつつも、取り組む状況や課題感は様々です。いずれのブランドも手探りで進めています。
イベントでは、そんな課題感や志を共有しながら、各社の向上の余地がどこにあるかを一緒に検討したり、アイデアを出し合ったりできればと思います。
また、ざっくばらんに社員と交流していただく時間も用意していますので、ぜひ参加して“ものづくりのリアル”を感じてください!

<参加企業>

福井県・漆琳堂

https://shitsurindo.com/
越前漆器の製造・卸売(業務用漆器、OEM、自社ブランド)を行っています。もともとは業務用漆器が主体でしたが、10年前に自社ブランドを立ち上げました。
漆は日本が育んだ世界最高の塗料であり、今なおその実用性と質感に代わるものはありません。漆琳堂は生粋の漆の使用にこだわり、ひとつひとつの製品を手作業で丁寧に仕上げています。寛政5年(1793年)の創業以来幾多の困難も経験しながら、200年に渡り継承してきている伝統工芸漆塗りを事業の中心に、商品開発→展示会出展→直営店運営→まちづくり→産業観光と事業の幅を広げてきました。
食洗機では洗えないのが当たり前だった漆器の世界で、「食洗機が使える漆器」の開発に成功。伝統を守りながら新たなチャレンジを続ける漆琳堂の取り組みに興味を持ち、当社で塗師を目指したいと県外から移住してくる人材もいます。
めがねの町としても知られる鯖江市はモノづくりが盛んな地域。漆琳堂は鯖江市東部にあり、自然豊かな地域。漆は湿気で硬化するため北陸特有の曇天で湿潤な天候が理に適っています。近年クラフトツーリズム「RENEW」などで若者の移住者、関係人口も増えてきています。
現在の課題感
ものづくりを200年継承してきている一方、デジタル領域への対応が遅れていると感じています。社内や県内の人材強化では難しい側面があり、今回副業・兼業という形で専門性を持った方々に関わっていただきながら、デジタル領域の強化に一緒に取り組んでいきたいと考えています。
“デジタルに強い会社”を目指し、デジタルコミュニケーションの強化の戦略を描きながら、ECサイトの改善、SNS等を活用した発信など手を動かしながら一緒に取り組んでいただける方を求めています。

三重県・かもしか道具店

https://www.kamoshika-douguten.jp/
かもしか道具店は山口陶器のオリジナルブランドとして誕生しました。卸売を中心に全国の小売店で販売しています。2017年7月三重県三重郡菰野町に実店舗を、さらに、より多くの皆様に私たちの思いを持ってもらいたいと思い、直営のオンラインショップもオープンいたしました。
かもしか道具店の製造元 山口陶器は、三重県三重郡菰野町を拠点としています。古くから、食器や、食に関わる道具を製造してきた、萬古焼の産地であるこの土地から、未来に、残したい生活文化を発信し、それを伝える道具を製造することで、食卓を通じて、幸せを届けることを使命としています。
現在の課題感
SNS(Instagram)での発信に注力し、フォロワーは1万人を超えました。使うことで良さが分かる食卓の道具が多いので、インスタライブでのワークショップなども積極的に行っています。今後もオンラインでファンの皆さんとつながりたいと考えていますが、デジタルマーケティングでの目的・目標設定をどこに置くべきかを模索しており、現状を認識し目標を決めたいと考えています。

石川県・TO&FRO

https://toandfro.jp/
TO&FROを手がけるメーカー、カジレーネ株式会社は1950年の創業以来、日本3大繊維産地・石川県でテキスタイルの開発を続けている専門メーカーです。 特に、薄くて軽い生地「軽量織物」の分野では、世界中のアウトドアブランドや大手アパレルメーカーから信頼を集め、高い開発力・技術力で業界のトップを走っています。また、グループの総合力で糸加工・織り・編み・縫製という繊維の流れを一貫して製造が可能です。
環境問題にも取り組み、GRS(グローバルリサイクルスタンダード)という世界的な基準の認証を、日本企業で初めて取得しました。
現在の課題感
自社ECの売上が伸び悩んでいます。データ分析やUI/UX、コミュニケーションなどを再検討したいのですが、手を打てていないのが現状です。
また、SNS配信も同様に圧倒的弱さを感じています。
デジタルマーケティング全体の戦略設計から、現場レベルでの発信力強化まで、包括的なサポートをお願いしたいと思っております。
また今回のイベントの主題ではありませんが、社内の業務もまだまだアナログ管理が多く、負荷が大きくなっています。ECに関わる部分でいえば、データ分析・受発注・入出庫を中心に、デジタルを通じた業務効率化・組織改革も視野に入れていきたいです。

佐賀県・虎仙窯

https://www.imari-kosengama.com/
陶磁器の製造業・販売(日用食器から美術工芸品)を展開。日本で唯一の天然の原料でもある青磁鉱石を用いたものづくりをしており、2017年には自社ブランド「鍋島虎仙窯・KOSEN」を発表しています。一級技能士・伝統工芸士の国家資格を取得している職人が4人おり、これだけの資格を持った職人さんがいる窯元は鍋島焼の産地でも弊社のみです。
鍋島焼という360年以上続いてきた歴史を守りつつも、自分たちの力で新しい文化を作るためのものづくりや、産地作りをすることができます。
三方山に囲まれており、中国の山水画のような自然豊かな里であり、地方独特の人の温かみがあるエリアに本社があります。
現在の課題感
ビジネスにおいてデジタルが欠かせなくなりつつある中、当社ではまだまだ取り組めていないのが現状です。自社でデジタル活用ができるようになり、新しい鍋島焼の魅力発信を行なっていけるよう、基盤から一緒に整えてくださる方と出会いたいです。またゆくゆくは、産地内でのデジタル活用のアドバイスが出来るようになりたいと考えています。HP、EC、SNSの運用サポートも含め、当社のデジタル施策へのチャレンジに力を貸していただきたいです。

東京都・THE

https://the-web.co.jp/
醤油差しから電動自転車まで幅広い日用品の企画・製造・卸・小売(直営3店舗+EC)を行なっています。「最適と暮らす」というビジョンに即して「未来の定番を作る」というコンセプトでブランド運営しています。特に、モノを長く使って頂くことにフォーカスしながら、地球環境の改善を第一に掲げ、新素材使用や先進的なものづくりへの取り組みを推進しています。
商品企画とデザインには自負があります。国内屈指のデザインスタジオと共にあらゆるジャンルの商品企画から販売までを一貫して行うため、これから益々需要が高くなるアート領域や環境問題への提言といった文脈での企画策定や実行に事業や業務の魅力があると思っています。London International Awards 2015、D&AD Awards 2016、ADC Awards2020など世界的なデザイン賞を多く受賞。2016年に『デザインの誤解』(祥伝社)出版。
現在の課題感
①デジタルマーケティング
WEB・EC・SNSが充分に機能していないと感じています。デジタル活用でのブランディング及び販売強化に繋げていきたいです。直営店に加えて卸先の小売店舗におけるファン醸成も課題となっています。

②組織能力の向上
今回のメインテーマではありませんが、社員が同じ方向を見て各ポジションで力を発揮・成長できる仕組みを作りたいです。業務・評価の見える化や相互理解など、DXを活用したいと感じています。特に直営店スタッフのマネジメントに力をいれていきたいです。

奈良県・中川政七商店

https://nakagawa-masashichi.jp/
工芸をベースにした生活雑貨の企画・製造・卸・小売事業、経営コンサルティング事業、流通支援事業、奈良のまちづくり事業の4つを柱に、工芸を次の時代に引き継いでいく取り組みに多角的に取り組んでいます。
「創業300年の老舗ベンチャー」と称されるほど、オープンな社風かつ新たなことへ柔軟に取り組む姿勢が特徴です。社長に仕えるのではなく、ビジョンに仕えるスタンスが全社的に根付いており、すべての社員が「日本の工芸を元気にする!」というビジョンの実現にコミットするパーパス型経営です。
本社は奈良県奈良市にあり、豊かな自然と歴史的な街並みに囲まれ、ゆったりとした時間を感じることができます。2021年には、中川政七商店初となる商業複合施設「鹿猿狐ビルヂング」を創業の地・ならまち元林院町にオープンし、奈良に産業観光の拠点を作っていきます。
現在の課題感
中川政七商店は自社流のブランディング手法を通じて日本の工芸を元気にすることに挑戦してきました。従来のブランディングは店舗を中心に行ってきましたが、世の中のデジタルコミュニケーションが加速している中で、オンライン上での自社のブランディングをより強化していきたいと考えています。
店舗を通じてのブランディングに関してはこれまでの知見が溜まってきているものの、オンラインでのブランディングはまだまだ取り組むべき課題がたくさんある状況です。ECでの販売強化、店舗とオンラインのシームレスな体験強化、SNS運用など、取り組みたいテーマは多岐に渡るので、副業・兼業で一緒にチャレンジしてくれる仲間を求めています。

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